80点【映画「ラスト・クリスマス」感想/レビュー】日常の一つ一つの行動が人をつくる

  • 12月 22, 2019
  • 11月 14, 2020
  • CINEMA
出典:映画.com


「ラストクリスマス」といういかにもこの冬の季節にぴったりなタイトル。
かの有名な Wham!(ワム)の「Last Christmas(ラストクリスマス)」 にちなんだオリジナルストーリーということで非常に期待値があがりました。
EXILEもカバーしており、日本でも多くの人がしっている曲だと思います。

ラストクリスマスのあらすじ

ロンドンのクリスマスショップで働くケイト。華やかな店内で妖精エルフのコスチュームに身をまとうケイトは仕事に身が入らず、乱れがちな生活を送っていた。そんなある日、ケイトの前に不思議な青年トム現れる。トムはケイトが抱えるさまざまな問題を見抜き、彼女に答えを導き出してくれた。そんなトムにケイトは心をときめかせるが、2人の距離は一向に縮まることはなかった。やがてケイトはトムの真実を知ることとなるが……。

出典:映画.com

よくある「ラブロマンス」映画を想起させるような設定や、ビジュアルです。
また、映像は海外のクリスマスということで、とてもおしゃれでかわいい感じです。

ラストクリスマスはこんな人におすすめ

まずはやはりラブロマンスやラブコメ好きな人にはぴったりだと思います!!
あとは、ちょっと社会問題やメッセージングてきな文脈も随所にあるので、かなり幅広く楽しめるかなと思います。
むしろ、コテコテの「ラブロマンス」を見たいときには、向かないかもしれません。

この記事はネタバレになるような内容を含む感想・解説記事となっております。作品を未鑑賞の方はお気をつけください。

ケイト(エミリア・クラーク)の表情の魅力


主演のエミリア・クラークが演じるケイトの魅力がすごいです。

冒頭のバーで男性をひっかけて家に転がり込むシーンをはじめ、ケイトは自由奔放でだらしがなく、友人や上司・異性に愛想をつかされてしまうシーンが多々出てきます。本来であれば、嫌いになってしまいそうな人間性ですが、喜怒哀楽の表情の変化がいちいち面白く、なんか憎めない感じ常にでています。

女優を目指し、オーディションに参加しているのですが、遅刻はするし、歌は絶妙に上手いと言えないし、スケートが上手くいったと思ったら派手に転ぶしで、、

終始表情が豊かで、そこから溢れ出る純粋さみたいな魅力が非常にいいなと思いました。

ラストクリスマスのメッセージ:日常の一つ一つの行動が人をつくる


本作で一番響いたメッセージがこれです。
作中、心が空っぽのような感じがすると話すケイトに対して、トムが伝えたセリフで、自分の行動次第で、後天的に「人」はつくられるから、その虚無は埋めることができるという、すごくいい言葉です。

その言葉を胸に、ケイトは自分の行動ひとつひとつを改めます。迷惑をかけてしまった友人たちに謝りに行き、姉を理解しようと自分から歩み寄り、両親とも向き合い、生活するようになります。

ちょっと話がそれてしまいますが、ネットフリックスのテラスハウスの最近の回でも、住人の男性が同じようなことを言っており「自分がいつ、誰に見られても誇らしいような生活を日々していれば、いい人がフッと現れると思っている」とのことでした。

少しニュアンスは違いますが、この日常の一つ一つ行動を変えること、それが自分の人生をポジティブに導いてくれるというメッセージがすごく好きだなと思ました。

僕自身も、「こういう丁寧な生活」をしようとたびたび心に決めるのですが(笑)、やり遂げる前になんとなく諦めてしまうことが多いので、このトムの言葉を胸に自分の日常の行動を意識し、変化させていきたいと思いました。

「ラストクリスマス」の歌詞の意味

ラストクリスマスの歌詞の意味知らなかったーーという人は非常に多いのでないでしょうか?
僕もメロディーが好きだったので、あまり歌詞を意識したことがなかったのですが、以下のような和訳でした。

Last Christmas
去年のクリスマス
I gave you my heart
僕は君にハートを捧げたんだ
But the very next day you gave it away
でも君は次の日にそれを捨て去った
This year
今年は
To save me from tears
涙を流さないように
I’ll give it to someone special
僕はそれを(誰か他の)特別な人にあげるんだ


こんな感じで、過去に分かれた恋人を無理やり忘れようとしている、ちょっとダサくて、愛くるしい歌詞でした。

この歌詞自体が、映画とシンクロしていました。
このような、何かに対して文脈を添えることで、深く人に届けることができるのも、映画のいいところですよね。

そして何より、最後のSHOWでラストクリスマス合唱するシーンがまじで最高です。

ラストクリスマスまとめ


このクリスマスの季節にぴったりの題材や景色がありつつ、深いメッセージ性がある点が、よかったです。
設定の部分は賛否両論ありそうな感じですが、個人的は主題がそこでないので、全然気にならなかったです。


みなさんも、日常の一つ一つの行動から、変えましょう。

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映画の網羅性で言えば、ネットフリックスやAmazonプライムビデオを全然超えてます。

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